フィナステリド

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「プロペシア」や「プロスカー Proscar」(メルク社)として知られるフィナステリドはアザステロイド(aza-steroids)に分類されます。
 
フィナステリドは「DHT阻害薬」であり、元々は良性前立腺肥大の治療薬としてFDAに認可されました。
フィナステリドには遊離テストステロンをDHTに変換する2型5α-リダクターゼの生成を抑制する効果があります。
 
プロペシア(フィナステリドとして1日1mg)はDHTの活性を約55%抑制し、プロスカー(フィナステリドとして1日5mg)は約70%抑制します。
 
発売後まもなく、フィナステリドを服用している患者に毛髪の再成長が認められる事が発見され、1997年には男性型脱毛症の治療薬としてFDAに認可されました。
 
5年間の調査研究では、フィナステリド(1日1mg)を服用した男性の9割に効果が認められました。
 
臨床研究によれば、フィナステリドは頭頂部と生え際の両方に効果があるが、より効果が高いのは頭頂部であるとされています。
 
通常フィナステリドは男性にのみ処方されます。
男性胎児に対して深刻な先天奇形を来たす危険がある為、妊娠している女性や妊娠可能な年齢の女性は触れるのも避けなければいけません。
 
フィナステリドは女性の脱毛症には効果がないという研究が存在します。
しかしフィナステリドを支持する人は、この研究は閉経後の女性を対象に行なわれており、こうした女性では(テストステロンの感受性に影響を与える)エストロゲンの減少が脱毛に関与しているといいます。
 
別の研究では、男性ホルモンに対して感受性を持つ毛包のある女性であれば、フィナステリドは効果があるとしています。
医師の中には、妊娠できない女性や、きちんと避妊をしてくれる女性に対してはフィナステリドを処方する者もいます。

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